2024/10派遣 10/31
31日はバッタンバン保健局でトレーニングを実施しました。
午前はAEDを使ったBLSの講義と実習、午後から小児科の上谷先生による「小児呼吸障害」、泌尿器科の宮坂先生による「尿路感染の治療」の講義を行いました。膀胱炎や結石、小児の呼吸障害はカンボジアでよくあるケースです。
【AEDの支援に関して】
日本ではかなり一般的になったAEDですが、カンボジアではまだまだ珍しく、空港など限られたところでしかみたことがありません。
まだまだ早いかな…と考えていましたが、今の発展のスピードを考えると、10年もかからないかもしれません。
バッタンバン保健局も将来を見据え、AEDのメンテナンス費用(バッテリーやパッドの交換費用)を確保することにし、今回TICOがトレーニング機を導入し、研修を実施しました。
AEDを導入しても、その後の搬送や受け入れ病院の対応など、同時にキャパを向上させる必要があります。
理想の状況からはまだまだ遠く、難しいことは色々ありますが、少しずつ…ですね。
現地の皆さんの意識や姿勢が少しずつ変わってきているのは明らかです。そこは大きな希望が持てる点です。