2010.1.23 フェアトレード ~コーヒー一杯からの国際協力~ | ||
丸山 輝裕さん(halqa-はるか事務局長) | ||
内容 | フェアトレードはこれまでのように援助に頼るのではなく、文字通り対等な立場で貿易をすることにより生産国を支援する新しい国際協力の形です。 ヨーロッパでは企業、自治体でもフェアトレード製品を使う動きがすすんでいますが、日本ではまだまだ知名度か低いのが現状です。 そこで今回は皆さんと一緒にフェアトレードを通じて身近なところから日常的に「持続可能な」国際協力をするにはどうしたらよいかを考えていきたいと思います。 *当日は、フェアトレードコーヒーの豆販売およびコーヒーサービスがあります!! | |
報告者履歴 | 福祉系大学在学中に国際協力を志し、東京の一般企業で働く傍ら国際協力団体にてアジアの難民支援やパレスチナ問題に関わる。 1990年代半ばに「わかちあいプロジェクト」に参加するなかでフェアトレードに触れ、その後大阪に拠点を移し自らフェアトレードコーヒーの焙煎販売を行う国際協力団体「アーラムムリーフ(現halqa-はるか)」を設立。大阪、京都、兵庫の団体と協力しながら「ワンワールドフェスティバル」など国際協力イベントなどで身近な国際協力としてのフェアトレードの普及を行う。 2008年に郷里である高松に拠点を移し、四国でのフェアトレードの普及につとめている。 | |
日時 | 2010年1月23日19時~21時 開始5分前までにお越し下さい | |
場所 | さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川) | |
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2010.2.20 近くて遠い国「朝鮮民主主義人民共和国」を訪れて | ||
本田 耕一さん(NPO法人徳島県ボランティア協議会事務局長) | ||
内容 | 昨年9月末に朝鮮民主主義人民共和国を訪れた本田さん。訪朝時の様子を、DVDを交えながらお話いただきます。韓国のように身近でない国、朝鮮。どんな国なのか、みなさん一緒にのぞいてみませんか? | |
報告者履歴 | 1955年 徳島県生まれ。 徳島大学総合科学部大学院を修了。 1985〜2000年 徳島市議会議員、 2003〜2007年徳島県議会議員を経て、 現在は本田KOICHI商店の店主として鳴門わかめの販売や無農薬のお米を生産している。 NPO法人徳島県ボランティア協議会事務局長としても活躍中。 | |
日時 | 2010年2月20日19時~21時 開始5分前までにお越し下さい | |
場所 | さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川) | |
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2010.3.27 緊急・復興支援の現場から〜いつ?どこまで?どうやって?〜 | ||
山田 絵美さん(クラウンエージェンツジャパン プロジェクトマネージャー) | ||
内容 | 今年に入り、ハイチ、チリと立て続けに大きな地震が発生。世界各国から多くの支援が寄せられています。 では自然災害や人為災害(戦争)が起こってから、緊急支援が始まって終わるまで、現場で、日本で、何が起こっているのか、ご存知でしょうか? 4年以上にわたり緊急支援の最前線でご活躍されていた山田さんに、緊急~復興支援の流れとその必要性、現地の状況についてお話いただきます。 参加型のワークショップも実施します! | |
報告者履歴 | 中央大学法学部法律学科卒業。 ブラッドフォード大学平和学部紛争解決学科修士課程修了。 SCDPインターンとしてザンビアに駐在。 その後、特定非営利活動法人ジェン(JEN)の職員として スリランカ、パキスタン、南スーダンに駐在。 緊急・復興支援に携わる。 現職はクラウンエイジェンツジャパン、プロジェクトマネージャー。 | |
日時 | 2010年3月27日19時~21時 開始5分前までにお越し下さい | |
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2010.4.30 国際協力初心者のカンボジア体験記 | ||
古家 聖子(TICOカンボジア事務所 保健医療専門家) | ||
内容 | 日本の医療従事者にとって、現場を離れるということは、医療技術で遅れを取ることを意味し、自ら進んで国際協力の道に進む者はそう多くいません。 それでも日本の現場を離れ、新たな1歩をカンボジアで踏み出した古家専門家。初の海外長期滞在の地で、彼女は何を感じ、考えたのでしょうか? TICOカンボジアでは現在、村人に最低限の応急手当の仕方など、医療に関する啓蒙活動を行っています。そういった活動紹介とともに、古家専門家の初の国際協力体験談を、みなさん一緒に聞いてみませんか? | |
報告者履歴 | 山口大学医学部卒業。 兵庫民医連所属の中小病院(東灘区・尼崎市・長田区)にて初期研修および内科医勤務後、カンボジアに赴く。 | |
日時 | 2010年4月30日19時~21時 開始5分前までにお越し下さい | |
場所 | さくら診療所 デイケア室(吉野川市山川町) | |
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2010.6.5 村の人の健康は村で守れる!…ちょっと助けはいるけれど 〜JICA草の根技術協力事業「チボンボ郡農村地域プライマリーヘルスケア・プロジェクト」最終報告〜 | ||
吉田 純(TICOザンビア事務所長/業務調整員) 田淵 幸一郎(保健医療専門家/関西医科大学) | ||
内容 | 3年にわたって進めてきた、ザンビアの農村での保健プロジェクトが5月で完了しました。 5歳までに5人に1人の子どもが死んでしまうザンビアで、これを改善するには村の住民が自ら健康を守る活動が欠かせません。かといって医学の素人がそんなことできるの? ちゃんとトレーニングを受けて、活躍できる場があれば、「こんなに村人はやれるんだ」と驚かされる成果があがるのです。 もちろん、ここまでに至る道程は平坦ではありませんでした。診療所を建てるのだって、お金を出せばいいだけじゃないんです。実はプロジェクトを進める要は業務調整という作業です。どんなプロジェクトでも必要とされる「業務の調整」というものは何か?必要な資質とは何か? 日本人も学べる点がいくつもあります。 苦あれば楽あり、楽あれば苦あり。ザンビア・モンボシ村の発展の歯車は回り始めたことを感じていただきたいと思います。 | |
日時 | 2010年6月5日(土)19時~21時 開始5分前までにお越し下さい | |
場所 | さくら診療所 デイケア室(吉野川市山川町) | |
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2010.7.25 HIV陽性率20%を超えるアフリカ、そこで、子どもたちは? | ||
仲佐保さん(独立行政法人国立国際医療研究センター国際医療協力局) | ||
内容 | AIDS… それはいまや一国の存亡をも脅かす大きな問題となっ ています。今、アフリカにおいては、罹患率が20%を超える 地域もあります。 そして、AIDSの存在によって労働人口は大きな打撃を受けま す。さらに、多くの孤児の発生も伴い、その負担は社会の大 きな問題になっています。 2000年の国連ミレニアム宣言、2001年の国連でのHIV/AIDSに 関するコミットメント宣言採択…などの動きの中でもなお、 AIDSは拡大し続けています。HIV/AIDSは単純に一つの健康問 題というだけではなく、社会的、経済的問題など多くをはら んでいます。 このことは何を意味するのでしょうか。AIDSをめぐる世界の 現状を一緒に勉強しませんか。 ※今回は、第26回jaih-s国際協力ワークショップとのコラボ企画です。 | |
日時 | 2010年7月25日(日)11時~14時 実施日時が普段と異なりますので、ご注意ください。 開始5分前までにお越し下さい | |
場所 | さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川) | |
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2010.8.21 イラクでわしも考えた 〜小児がん患者を見つめ続けて〜 | ||
井下 俊さん(日本イラク医療支援ネットワーク:JIM-NET) | ||
内容 | 2003年以降、イラクの小児がん医療支援に携わっています。JIM-NETでは、小児がんの約半分を占める小児急性白血病の生存率の改善のために、不足 しがちな抗がん剤・抗生物質の配給とともに、看護師・医師の研修、医療機器、感染予防指導などを行っています。 一方で、癌治療支援は専門的な医療支援が必要で、 かつ費用対効果は悪くNGOの活動対象とはなりにくいという事実があります。 医者という専門技術者が海外支援に赴いた場合、余計なことは考えずに医者の仕事に徹すればことは足りますが、劣化ウランの関与が疑われているイラクの小児がん患者の姿を見つめ続ける中で感じたこと、考えたことをお話しできれば、と思います。 | |
報告者履歴 | 91年徳島大学医学部卒業。99年からは、断続的に海外医療支援に従事しながら、その合間に徳島県立病院で地域医療に従事。本年6月から、さくら診療所勤務。47歳。内科医。 | |
日時 | 2010年8月21日19時~21時 開始5分前までにお越し下さい | |
場所 | さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川) | |
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2010.9.18 イギリスとNZのチャリティーショップ +ちょっとだけ、ザンビア報告 | ||
新田恭子さん(公益社団法人セカンドハンド創設者) | ||
内容 | セカンドハンドのチャリティーショップは不要品のリユースを促進し、無料で提供された物品をリサイクル販売するお店です。そこでの売上はカンボジアでの活動資金源になっており、こういったシステムの本場はイギリスにあります。セカンドハンドの原点でもある、6,000以上の店舗を構えるイギリスでのチャリティーショップ事情を、今年3ヶ月滞在していたニュージーランドでのチャリティーショップ・ボランティア体験を交えて報告します。また、2009年12月にザンビアに赴き、TICOの活動を視察してきた報告も少しだけご紹介します。 | |
報告者履歴 | 高松市出身。本業はフリーアナウンサー。1994年に日本初のチャリティーショップ「セカンドハンド(2010年4月公益社団法人に認定)」 を開店して以来、カンボジアに教育・医療支援を続けている。一般市民と国際協力をつなぐ拠点として国内の理解促進、セカンドハンド学生部「小指会」など後進の育成にも尽力している。2007年5月に平野キャサリン氏へ理事長を引き継いだ後も、現地事業の調整、国内の広報活動など無報酬で活動を続けている。 | |
日時 | 2010年9月18日(土)19時~21時 開始5分前までにお越し下さい | |
場所 | さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川) | |
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2010.10.16 トイレの窓から世界が見える | ||
小田隆博さん(学校法人盛岡大学 法人本部企画部 次長) | ||
内容 | ◎世界のさまざまなトイレ ◎紙がない。あなたはどれで拭きますか? ◎世界の環境・歴史・文化からトイレを考える このプログラムは15年前に岩手県国際交流協会の国際理解講座のひとつとして始めたものです。身近なトイレを通じて異文化理解と地域文化の再発見と環境問題について考えてもらうために参加型の講演やワークショップの形で続けてきました。主な内容は世界と日本のトイレ習慣の変遷をたどりつつ、岩手での紙以前の習慣を紹介し、いまの私たちの生活を見直すきっかけにしています。 | |
報告者履歴 | 青森市出身。岩手大学教育学部卒業。 盛岡大学付属高校にて社会科の教諭を務める傍ら、岩手国際理解教育研究会に参加。 1995年からは同会事務局長として、ワークショップや講演を年間15〜30回行う。2004年より盛岡大学付属高校副校長、2008年からは同校長を務め、2010年より現職。 | |
日時 | 2010年10月16日(土)19時~21時 開始5分前までにお越し下さい | |
場所 | さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川) | |
今回の地球人カレッジは、とくしま県民プラザ「平成22年度アドバイザー派遣事業」の助成を受けて実施しました。 |
2010.11.13 ニュージーランドはなぜ良い国か〜翻って日本社会は〜 | ||
饗場和彦さん(徳島大学総合科学部教授) | ||
内容 | 2010年3月から3ヶ月間、非核政策、平和構築活動をはじめ、内政・外交全般から日本が参考にできる知見を探るため、ニュージーランド・クライストチャーチ市にあるカンタベリー大学に長期出張した。ニュージーランドには移住する日本人も多いけれど、住んでみると確かに良さがわかる。そうした自然、歴史、社会の仕組み、国民性、生活などの魅力を映像も交えて紹介する。 ところで、この国に滞在する日本人なら必ずいだく大きな疑問がある。実はこの疑問を通して日本社会の大きな欠陥が見えてくる。それは・・・。 | |
報告者履歴 | 滋賀県生まれ、読売新聞記者、ブラッドフォード大学(英国)、大阪大学大学院などを経て2000年から徳島大学総合科学部の講師、2007年から同教授。 専門は国際政治学、安全保障論、国際協力論。ボスニア、ルワンダ、アフガニスタンなど紛争地で調査をしつつ、平和構築の一環として選挙支援にも従事。 | |
日時 | 2010年11月13日(土)19時~21時 開始5分前までにお越し下さい | |
場所 | さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川) | |
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2010.12.25 仏の国の学校の話〜ミャンマー教員研修の現場から〜 | ||
山岡智亙さん(アイ・シー・ネット株式会社 コンサルタント) | ||
内容 | ミャンマーでは、「万人のための教育」(Education for All: EFA)の一環として、基礎教育の質を改善するために、暗記暗唱型の従来の教育方法から、児童中心型教育(Child-Centered Approach: CCA)への転換を政策目標の1つとしています。JICAは2004年より、児童中心型教育強化プロジェクトを実施し、地道に教員研修による支援を続けています。 (http://www.jica.go.jp/project/myanmar/0701893/index.html) 今回の講演では、前半はあまり日本人に馴染みのない仏教国ミャンマーの様子を簡単に紹介し、後半は現地の学校の様子や、プロジェクトの取り組み、良い研修とは?などを参加型のグループワークを交えて、お話できればと思います。 | |
報告者履歴 | 滋賀県の貧乏寺に生まれる。天台宗第12級律師。金沢大学理学部卒、マッコーリー大学持続可能な開発学修士課程修了。1997~1999年にはザンビアで青年海外協力隊として教鞭をとる。2003年~2004年にはTICOスタッフとして、徳島およびザンビア事務所にて勤務。2004年より現職。アイ・シー・ネット株式会社にて、国際協力のコンサルティング業務に携わる。JICAのミャンマーでの児童中心型教育プロジェクト、フィリピンでの流域管理を通じた貧困削減プロジェクトなどに専門家として従事している。 | |
日時 | 2010年12月25日(土)19時~21時 開始5分前までにお越し下さい | |
場所 | さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川) | |
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2010.12.26 「誰もが安心してかかれる救急医療」を目指して | ||
大坪加奈子(住民啓蒙担当、TICOカンボジア事務所長) 渡部豪(プロジェクトマネージャー) 下地美歩子(業務調整員) | ||
内容 | 交通事故はカンボジアにおける大きな社会問題の一つ。 しかし、カンボジアでは「119番」に通報すると、全国いつでもどこでも無料で救急車が駆けつけるといった制度はありません。交通事故が発生すると、設備が不十分な私立病院の救急車がこぞって駆けつけ、患者さんを搬送して高額な費用を請求するということが頻繁に起こっています。 また、地域の中では不慮の事故も発生していますが、「火傷にガソリンを塗る」、「傷口にタバコの葉をつめる」といったことが日常的に行われています。溺れた人を火であぶっている間に亡くなったというケースも生じています。いざという時、どう対処したらいいのか、誰に頼ったらいいのかが分からず、手遅れになっていたのです。 そこで、TICOは事故やケガ等の緊急の際に、誰もが安心して適切な救急車や病院へアクセスできることを目指して、3年前からカンボジアにおいて活動してきました。 「応急処置って何?」「救急車って死体を運ぶんでしょ?」というところからの活動スタート。カンボジアという国のおもしろさ、カンボジアの文化を尊重しながら事業を進めることの難しさなど日常的な話も交えながら、JICA草の根技術協力事業「低所得者の人々の命を守るセーフティーネット強化事業」 の終了報告をしたいと思います。 | |
日時 | 2010年12月26日(日)19時~21時 開始5分前までにお越し下さい | |
場所 | さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川) | |
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