2005年 地球人カレッジ

2005.1.22 JICAの役割と最近の動向~国民参加促進事業を中心に~
有田 敏行さん(JICA四国業務チーム長・支部長代理)
2005.2.19 「ルーマニアの環境保全について」
大垣 光治さん(徳島県職員)
内容①なぜ、徳島県職員が国際環境協力か?
② ルーマニアってどんなとこか?
・EU加盟を目指して
③ ルーマニアの環境の現状
・ルーマニアの水環境の汚染(ドナウ川、黒海)
・ルーマニアの大気汚染(首都ブカレスト)
・ルーマニアの廃棄物対策
④ ルーマニアの環境改善のためにしたこと
・環境調査手法の指導 ・環境セミナー
⑤ 帰国後の交流
・地元大学と徳島大学の共同大気調査
付録 ルーマニアの生活、文化など
報告者履歴徳島大学工学部化学工学科卒業
1971年 徳島県へ技術職員(化学)として入庁
主に保健環境センターにおいて、環境関連の調査及び研究業務に従事
2000年4月~2004年3月 徳島大学工学部の非常勤講師として、「環境化学」「生物関連法規」を担当
2002年3月~2004年3月 ルーマニア・水利環境省でJICA長期専門家として環境保全アドバイザー業務に従事
2004年4月~現在 徳島県県民環境部環境局環境企画課で、廃棄物の3R業務を担当
日時2月19日(土) 午後7:30~9:00 (午後7:00から交流会)
場所さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川)
2005.3.26 「青年が見たザンビア」
江橋 裕人さん(TICOザンビア事務所長)
小川 芙美香さん(SCDPインターン)
内容第1部  ザンビア帰国報告(江橋裕人さん)
ザンビアでTICOザンビア事務所スタッフとしての活動状況を、ざっくばらんに報告します。
1.どんなところでどんなプロジェクトを?
2.実際の運営
3.プロジェクトを巡る喜怒哀楽
4.さあ、これからは?

第2部  本当の貧しさとは?~ザンビア=最貧国?~(小川芙美香さん)
世界の最貧国の一つといわれるザンビア。しかしその実態は?
インターンとしてザンビア滞在中に疑問に感じた「本当の貧しさとは何か」について一緒に考えませんか?
1.統計から見るザンビア
2.ザンビア・ルサカでできること、できないこと
3.ザンビアの豊かさ・日本の貧しさ
4.ザンビアの発展はザンビア人の手に!
補足:ザンビア人職員との闘いの記録
報告者履歴江橋裕人さん
東京外国語大学外国語学部朝鮮語学科卒業。
民間企業の港湾運送事業に従事したのち、イギリスにてアフリカ政治、国際関係論修士号取得。
2003年3月よりTICOザンビア事務所駐在。

小川芙美香さん
筑波大学第三学群国際総合学類入学。
2004年7月より大学を休学しTICOの姉妹団体であるSCDPにてインターン。
2006年筑波大学卒業見込み。
日時3月26日(土)午後7:00~9:00
(通常より30分早めの開催となります)
場所さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川)
2005.4.23 南米ミニコンサート/世界がもし100人の村だったら
演奏:吉田 徳明さん(青年海外協力隊ボリビアOB)
講師:常見 裕之さん
内容【第1部】南米ミニコンサート
吉田徳明さんは、チャランゴというアンデス地方のギターの奏者です。
地球人カレッジ開始前に簡単な交流会を開催しておりますが、今回はミニコンサートを開催いたします。
ちょっと早めに来て、ぜひ南米音楽の調べに耳を傾けてください。

【第2部】ワークショップ「世界がもし100人の村だったら」 ~世界での富の分けられ方~
ワークショップ形式で参加者のみなさんとともに「本当の豊かさとは何か?」について考えてみたいと思います。
報告者履歴常見 裕之さん
フリーランス。大阪の特許事務所に11年勤めた後、平成12年に徳島に移住。フリースペース夢樂舎(ゆめがくしゃ)を主宰し、いろいろな学びと遊びのイベントを企画したり、ひきこもりの若者たちの支援活動などを行っている。
徳島県社会人権教育指導員やJICA出前講座講師として、ワークショップ(参加型体験学習)のファシリテーター(進行役)としても活躍中。
平成4、5年には、青年海外協力隊に参加。ザンビアで現地の中学・高校生に理科と有機農業を教えていた。
大阪生まれの鹿児島育ち。
日時4月23日(土)第1部7:00~7:45 第2部7:45~9:00
場所さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川)
2005.29  神戸の救急救助技術、海を渡る ザンビアへ
正井 潔さん(神戸市消防局 救急救命士、NGO 日本国際救急救助技術支援会(JPR)会長)
内容現職救急救命士の正井潔さん等が、今年2月に行ったザンビアでの救急救助技術指導の様子を報告します。
阪神淡路大震災を機に救急体制の充実が不可欠と感じ、日本の救急・救助技術を開発途上国に伝え、技術移転することを目的としてNGO団体・JPRを設立した経緯や、ザンビアでのJPRの活動を話していただきます。
1)ザンビアってどこ?
2)なぜザンビアに支援?
3)ザンビアの救急・救助実情
4)JPRについて
5)JPRのザンビアでの活動
救急技術指導について
救助技術指導について
6)JPRの今後の活動予定
7)Q&A
報告者履歴昭和43年、神戸市消防局入局。その後、生田消防署、兵庫消防署、東灘消防署などを各消防署で救急隊に従事。その間、平成4年には、救急救命 士制度1期生として救急救命士資格を取得する。
平成6年、兵庫県下救急救命士会設立、初代会長就任。平成13年には、NHKテレビ「人間ゆうゆう」に出演。
平成17年1月17日、阪神・淡路大震災の経験をバネに磨いてきた神戸の技術を、開発途上国の救急救助技術の発展と普及のために生かそうと、 NGO「日本国際救急救助技術支援会(Japan Paramedical Rescue :JPR)」を設立。初代会長就任。
現在、水上消防署救急係長。日本臨床救急医学会評議員。
日時5月29日(日)午後3:00~4:30
場所さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川)
日本国際救急救助技術支援会(JPR)日本の救急救助技術者の有志が、発展途上国に救急救助技術の発展と普及のため、直接的、間接的に技術を支援する会。
2005.6.18 野宿生活者 ~日本における避難民~
大脇 甲哉さん(NPO法人国際保健協力市民の会(シェア)理事、港町診療所医師、新宿連絡会医療班代表)
2005.8.27 「途上国における協力;私の経験から~一アフリカと一アジアの国で~」
小林 一之さん
内容青年海外協力隊やJICA専門家としてアフリカ・マラウイ共和国とアジア・ベトナムにて活躍、今年7月に帰国。
人なつこく涙もろい。ビールと歌が大好き。ギター片手に一晩中でも歌い続ける。派遣先で出会った仲間とバンドを結成し、難民キャンプでライブを行った経験もある。
今回は、そんな講師が海外での経験談と歌も披露してくれる予定。
報告者履歴1957年、大阪府泉南郡岬町生れ。泉佐野市在住。
10年間、医療機器製造販売会社に勤務後、1989年に国際協力活動へ.
【マラウイ共和国】
・1989年4月~1991年4月
青年海外協力隊に参加、医療機器隊員として派遣。国立クイーンエリザベス中央病院に配属。
・1991年9月~1994年9月
協力隊調整員として赴任、隊員の後方支援業務を行う。
【ベトナム】
・1995年4月~1999年3月
ホーチミン市のチョーライ病院プロジェクト(JICA)にて機材管理専門家として活動(ホーチミン市在勤中に二児の父となる)。
・2000年1月~2002年1月
ハノイのバックマイ病院プロジェクト(JICA)にて機材管理専門家として活動。
・2002年7月~2005年7月
JICAベトナム事務所にて、保健医療分野の企画調査員として各種保健医療案件に関する業務に従事。
日時8月27日(土)午後7:30~9:00(午後7:00から交流会)
場所さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川)
2005.9.17 ザンビアとスリランカからの直訴
第1部:アンドレア・ステファンソンさん(ザンビア地域警察救急救助隊管理委員会・委員長)
第2部ラサンティ・アベウィクラマ医師:(スリランカ・ゴール市保健衛生部・次長)
内容【第1部】ザンビア共和国・首都を守る市民救急救助隊活動
TICOは、神戸市消防局の有志が作るボランティア団体・日本国際救急救助技術支援会(JPR)と共同で、アフリカのザンビアに、市民のための救急救助隊を整備するプロジェクトを6年以上実施してきました。アンドレアさんは、現地の警察救急救助隊の総責任者で、TICOとJPRの頼りになるカウンターパートです。ザンビアから感謝の意を伝えるとともに、現在の活動状況を報告するために来日されます。

【第2部】津波の被害を受けたスリランカ・ゴール市での復興への取り組み
ラサンティ・アベウィクラマ医師は、昨年12月に発生したインドネシア沖地震の津波で大きな被害を受けた、スリランカ・ゴール市の衛生次長です。津波の状況はどうだったのか、そして、現在復興へ向けて奮闘中のゴール市民の取り組みや現状などを報告し、TICOとJPRもその復興の活動に支援ができないか考察します。
日時9月17日(土)午後7:00~9:00
場所さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川)
2005.10.22 「ワールド・ビジョンが目指す開発 —- Transformational Development」
戸代澤 真奈美さん((特活)ワールド・ビジョン・ジャパン 海外事業部 国際財務課長)
内容第1部】マラウイにおけるHIV/AIDS対策活動
ワールド・ビジョン・ジャパンでは、2005年3月より、タンザニアに国境を接するマラウイ北部ソングエにおいて、HIV/AIDS対策活動を行っています。事業対象地には近隣諸国を結ぶ大きな幹線道路が走っており、トラック運転手やCSW(Commercial Sex Worker)がとても多く、HIV感染を拡大している大きな要因となっています。プロジェクトでは、彼らに対してBCC(Behavior Change Communication)を行い、自分に対しても、他人に対しても、HIV感染を防ぐよう行動変革を目指しています。プロジェクトを通して、TransformされたCSWをご紹介します。

【第2部】ワールド・ビジョンにおけるマーケティングの考え方
ワールド・ビジョンが目指すTransformational Developmentは、プロジェクトを実施する開発途上国だけのことではありません。日本等の支援国側の支援者の方々に対しても、私達ワールド・ビジョンの活動を通して、Transformされることを願っております。ワールド・ビジョンが目指すDonor Transformationと、それを実現するためのマーケティングの基本的な考え方をご紹介します。
報告者履歴青山学院大学経済学部卒、米国イースタン大学経営学修士取得。 外資系監査法人での監査・財務コンサルティング業務などを経て、 1993年、ワールド・ビジョン・ジャパンに入社。 以後、アジア・アフリカ・中南米・東欧約40カ国において、 総合地域開発・HIV/AIDS対策・保健医療・水資源開発を中心とする 海外援助事業の企画立案・運営監理・評価等を行う。 また、ワールド・ビジョン全体で目指す『開発(Transform Development)』 についての研究開発に5年間従事。2004年10月より、国際財務の 統括として、ワールド・ビジョン全体の財務管理コンサルテーションを行う。 GII/IDI懇談会幹事、NGO・外務省連携促進委員会委員を兼任。
日時10月22日(土)午後7:30~9:00
場所さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川)
2005.11.19 「クズによるピナトゥボ火山爆発被災地の緑化とアエタ族の自立支援」
津川 兵衛さん(元神戸大学農学部教授・名古屋大学農学博士)
内容河原などでも見かける「葛(くず)」だが、厄介者というイメージがある。しかし、「葛」には、国際協力に貢献する可能性が隠されているようだ。
「葛」の研究では第一人者として知られる元神戸大学農学部教授の津川兵衛先生をお招きし、葛の有用性をご紹介していただくとともに、先生ご自身も関わったフィリピン・ピナトゥボ火山被災地の緑化事業や、世界遺産イフガオの棚田保全活動(JICA草の根技術協力事業)の様子などもご紹介いただき、更なる国際協力の可能性を探る。
報告者履歴元神戸大学教授。名古屋大学農学博士。
研究テーマに「葛の群落構造と葉茎生産」「緑化植物葛の防災機能の解明とその実態への適応」などがある。
日時11月19日(土)午後7:30~9:00
場所さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川)
主催JICA四国支部・特定非営利活動法人TICO
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