アグロフォレストリー事業

ザンビアでは、化学肥料の多用による地力の低下が、大きな問題となっています。また、貧困農家は化学肥料を買うお金がなく、農作物の収量が低くなってしまうという問題もあります。
そこでTICOはチペンビ農業大学と連携し、有用樹木や窒素固定を行うマメ科植物を植えることで地力の回復を図ることから始めました。
しかしながら、作物が実るまでに時間がかかること、マメ科樹木を植えることにより耕作地が一時的に減ることなどのマイナス面もあり、いくら効果的なシステムであっても理解してもらうまでに時間を要するので、定着に向けて奮闘中です。

※現在は活動を中止しています。

食の多様化

単一作物偏重回避食の多様化を推進しています。
ただ、多様化を進めるといっても農家には育てるための種がないため、大豆・落花生・ひまわりの種をTICOから貸し付けています。

収穫物の落花生
食の多様化を進めている畑

種の回収

TICOから貸し付けた種は、もちろん収穫後に回収します。 原則的には同種で同量を返却してもらいます。

収穫物の落花生
大豆(横は重量を量るための体重計)
種の計量後は、自分の体重を量らせてほしいと頼んでくる農家さんも

ワークショップの実施

より多くの収量を得る為にはどうすればよいか、どういった問題があるかといったことを、アグロフォレストリー事業に参加している農家たちと話し合います。

講師は農業大学副学長クムエンダさん

平成22年度地球環境基金助成金事業実施

ザンビア共和国 農村地域での持続可能な環境保全型農業推進事業

 2003年からTICOは環境にやさしい持続可能な農業を推進することで、農民たちの生活の質向上を目指してきました。しかし、実際に農民たちが自身の畑で実践するには短期的なデメリットが大きく、普及は限定的と言わざるを得ませんでした。この取組みをさらに強化すべく、地球環境基金から助成金をいただき、環境保全型農業を実践するデモンストレーション農場を開設しました。

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