2024年来日研修12日目 7/12
TICOの活動紹介とさくら診療所での研修のため、徳島(山川町)へ。
今朝9時前にザンビアから帰国したばかりの吉田代表が高松空港から会場に駆けつけ、今まさに干ばつで主食のトウモロコシが枯れ、食糧不足が深刻化している様子を報告しました。
⭐︎まだ日本ではあまり報道されていないザンビアの干ばつによる食糧危機ですが、これからTICOとして支援を検討しています。秋頃には深刻な状態になることが予想されていますが、そうなる前に学校給食という形での支援という案がでています。実施が決まればご協力よろしくお願いします
吉田代表からは協力隊として機器も医薬品も不足する中で人の命を救うため、劣悪な環境下、手術を続けたこと、モノがない中でも技術や知識を駆使して、工夫と努力で人の命を救うことができる…と自分の経験から、カンボジア研修員へのメッセージが発せられましたが、皆さんにちゃんと届いたでしょうか?
吉田代表の案内で、さくら診療所をザッと視察し、お昼からは渡部医師による症例の講義と松村医師のザンビア心臓血管外科手術技術移転事業の講義でした。
渡部先生の講義では、カンボジア側で作成した映像を使っての講義でしたが、研修員も来日前にこの撮影に参加していたため、仲間が映るたび嬉しそうに冷やかして笑って…
小学生か?とツッコミたくなるほど無邪気に楽しんでいました。
カンボジアの皆さんの良さは仲良くなんでも冗談を言い、楽しみながら学ぶところです。
ホテルのスリッパのまま買い物や食事に行くのを管理者としていちいち注意する日本人の私と、まあいいんじゃない?と過ぎるほど寛容なカンボジアの皆さんと… まあ色々ありながらも笑いの絶えない研修の毎日でしたが、明日がいよいよ最終のアクションプラン発表の日。
帰りの貸切バスの中でも、作業は続いていましたが…
カンボジアバッタンバン州の救急医療の向上のために各々が何をどのようにするのか具体的な計画案を言葉にするアクションプラン…どのような内容で発表してくれるのか、楽しみです。