2014年 地球人カレッジ

2014.1.11 「何を、どう教えるのか~アフリカの学校が直面する、次なる課題~」
報告者:赤井 秀行さん(鳴門教育大学大学院)
内容「2015年までに、世界中のすべての子どもが男女の区別なく初等教育の全課程を修了できるようにする。」ミレニアム開発目標に掲げられた、世界の目標です。しかし、学校に通うことができれば教育は達成されるのでしょうか。教育の量という点において世界は、十分とはいえないものの、大きな前進を遂げました。しかし、教育の質はこれから世界が新たに取り組むべき課題でもあります。
今回は、ザンビア農村部での活動を通じて明らかになった子ども達の抱える問題、現地の先生方との対話の中で感じた彼らの苦悩などを中心にお話したいと思います。そして、ザンビアの持つ素晴らしさを生かしながら、今後どのような取り組みが必要かを考えるきっかけになればと考えております。
報告者履歴1984年大阪府大阪市生まれ。慶應義塾大学経済学部 卒業。現在は、鳴門教育大学大学院国際教育コース 在籍。「教育制度の理論的分析」と「算数・数学教 育」の二つを研究分野とする。特にザンビアでは TICOからの協力のもと、農村部の学校で算数・数学 教育に関するワークショップや調査を実施。
日時2014年1月11日 19時~21時
開始5分前までにお越し下さい
場所さくらcafe (吉野川市山川町前川)
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2014.3.15 「アフリカの言語とコミュニケーションスタイルについて考える」
報告者:稲葉 久之さん (特定非営利活動法人 AMDA社会開発機構)
内容言葉が変わればコミュニケーションのスタイルも変わる!文字を持たないセネガルの現地語のひとつウォロフ(Wolof)語は、これまで知っていた日本語や英語、フランス語とは全く違った文法を持っていました。最初は戸惑いながら、しかし次第に村の人とのやり取りを通じて、その言葉の面白さを理解していくようになりました。
今回は、ウォロフ語の文法を紹介しながら、日本語や日々のコミュニケーションのありようについ て、皆さんと考えてみたいと思います。簡単なワークショップも織り交ぜながら、自分の「聴き方」 「話し方」について一緒に振り返ってみましょう。
報告者履歴1978年大阪府生まれ。南山大学大学院人間文化研究科 教育ファシリテーション専攻修了。大学で国際開発を 学び、民間企業勤務などを経て、青年海外協力隊(村 落開発普及員)でセネガルに派遣。その後ブルキナファ ソ、ジブチ、ザンビアで調査活動、保健プロジェクト の業務調整を行う。
日時2014年3月15日 19時~21時
開始5分前までにお越し下さい
場所さくらcafe (吉野川市山川町前川)
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2014.3.23 TICO×さくら診療所コラボ企画「代表吉田修が今伝えたいこと」
報告者:武井 由起子さん (弁護士)
内容代表吉田が今伝えたい事と題して、スペシャルゲストをお招きしお送りいたします。
弁護士の武井由起子さんをお招きし、憲法が改正されたら私たちの生活・未来はどうなるのか、軽快なトークや紙芝居を使いわかりやすくお話してくださいます。
普段の生活ではあまり馴染みのない日本国憲法について。この機会に是非、考えてみませんか。
報告者履歴横浜弁護士会 明日の自由を守る若手弁護士の会 伊藤忠商事に14年勤務の後、弁護士に。一児の母。
311後、がれき反対のママを非国民扱いする世間に危機感を募らせ、川崎市で放射能廃 棄物の問題に取り組みつつ、憲法改正について分かりやすく解説した「ティーサロン憲 法」などを各地で開催中。
日時2014年3月23日 10時~12時
開始5分前までにお越し下さい
場所さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川)
2014.4.25 「ザンビア駐在を終えて、今みなさんと共有したいこと」
報告者:田村 幸根さん(元TICOザンビア事務所 保健医療専門家)
内容2012年7月に赴任したザンビア。初めてのアフリカ生活、初めてのザンビア駐在を終え、この度4月に帰国します。
日本のとある村の行政保健師、そしてザンビアはモンボシ村でTICO保健医療専門家として村の人々と関わり、特にお母さんや子どもの健康を通した関わりの中から見えてきた健康づくりとは、村づくりとは?
皆さんと共有させてください。
報告者履歴1983年、三重県生まれ。大学を卒業後、都内病院にて看護師として勤務した後、東京都の離島にて保健師として勤務。長崎大学熱帯医学研究所研修課程修了後、2012年7月から2014年3月までザンビアにてTICO保健医療専門家として妊産婦保健プロジェクトに携わる。
日時2014年4月25日 19時~21時
開始5分前までにお越し下さい
場所さくらcafe (吉野川市山川町前川)
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2014.5.18 「農業技術支援活動ともろもろ話 ~東南アジアからアフリカまで~」
報告者:小林 勉さん  (農業専門家)
内容今年の2月から約1ヶ月に渡り、TICOの活動地である ザンビアを訪れました。まずは、ザンビアの保健活 動と農業について、そして、ラオスとカンボジアで 行っている活動についてもお話させていただきます。 アジアからアフリカまでを内容盛り沢山でお届けい たします。
第1部
*農業farmingと gardening
*ザンビアのような人口の少ない国、農村の構造で、野菜栽培を推奨するということ
*妊婦検診と栄養指導
*食習慣の変化
*ザンビアの農村と都市スラムの問題
第2部 ラオスの北部
*ラオス北部ルアンナムター県
*丘陵地の農業
*急激な経済発展
第3部 カンボジアの農業
*急激な経済発展
*非常にかたよった換金作物栽培
*持続可能な農村のあり方
報告者履歴大阪府堺市出身、1988年から90年まで青年海外協力 隊、淡水魚養殖隊員としてバングラデシュに派遣。
帰国後、岡山県児島郡灘崎町(現岡山市南区)にて 就農。 2001年アジア農村協力ネットワーク岡山設立、ラオス国ルアンナムター県を中心に農業技術支援を開始。 現在、カンボジアにて、現地NGOであCambodian Federal Farmers Organization(CFFO) とともに、養蚕 を中心として農村開発を展開。 時々、TICOと共にザンビアで農業技術支援を展開。 三重大学水産学部卒業 岡山大学大学院保健学研究科修了 保健学修士 岡山大学大学院環境学研究科修了 環境学博士。
日時2014年5月18日 17時~19時
開始5分前までにお越し下さい
場所さくらcafe (吉野川市山川町前川)
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2014.6.10 「イラク支援の現状報告 ~JIM-NET設立10年を迎えて~」
報告者:佐藤 真紀さん( 特定非営利活動法人日本イラク医療支援ネットワーク事務局長)
内容今年の6月で設立10周年を迎えるJIM-NETの事務局長を務める佐藤真紀さんを講師としてお迎えします。
JIM-NETの活動を通じ、佐藤さんから見たイラクの現状をお伝えいただきます。
JIMーNETとは:(HPから抜粋)
JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)では、イラクの小児がんの医療支援、福島の放射能除染作業や移動保育支援などを行っています。
報告者履歴奈良県生まれ 早稲田大学理工学部卒業。 (株)ブリヂストンで研究員として勤務。青年海外協力 隊でイエメンに赴任するも内戦勃発、その後シリア、パレスチナで活動、国連ボランティアなどを経て、JVCパレスチナ事務所代表、2002年からイラクにかか わり、イラク戦争では緊急救援を指揮。
2004年にイラク医療支援ネットワークを立ち上げ現職に。311後は福島の子どもたちを放射能から守る取り組みを開始。2012年はシリア難民支援を開始。イラクの小児がんの子どもたちの絵を紹介した絵本や、グッズの開発を行っている。六花亭とコラボしたチョコは、年間16万個を製造し、募金活動に役立てている。
主な著として、「ハウラの赤い花」新日本出版、「希望」東京書籍 鎌田實+佐藤真紀
日時2014年6月10日 17時~19時
開始5分前までにお越し下さい
場所さくらcafe (吉野川市山川町前川)
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2014.7.13 「ザンビアで住民とともに橋ををかける~道普請人の新たな展開と動き~」
報告者:木村 亮さん( 京都大学大学院教授、NPO法人道普請人理事長)
    芝村 裕人さん(京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻)
内容ザンビアでは雨季に川の水かさが増し、各村をつなぐ道を遮断、村は孤立し、農作物を出荷できない、妊婦が病院に行けない等の問題が起こります。これらの問題を解消し、村人に持続可能な農村開発の技術を移転すべく2013年10月からTICOと道普請人が協力・連携しプロジェクトが進んでいます。2014年8月からの約2カ月で橋の架設工事を行う予定です。
道普請人とは:
現地の住民とともに、土のう袋を用いて雨季に泥濘化する未舗装道路を補修する活動を行っています。若者に働く場を与えることができ、道路整備研修を基に起業したグループも多く、「チャリティーからビジネスへ」のコンセプトで、今では18ヶ国におよび新しい展開の活動を行っています。
報告者履歴木村 亮
1960年京都市生まれ。京都大学大学院 工学研究科 土木工学専攻修了。京都大学博士(工学)。 1985年から京都大学で、構造物の基礎やトンネル の力学挙動の解明や、新しい建設材料・工法の開発に携わる。アフリカに60回通い、年間の1/3は海外で活動する。現在、京都大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻 教授、NPO法人 道普請人(みち ぶしんびと)理事長
芝村 裕人
1990年大阪市生まれ。立命館大学卒業後、京都大学大学院へ入学し、木村先生の下で国際協力、土木工学について鋭意勉強中。現在は、ザンビアとフィリピンの2カ国で「橋」をテーマに活動。
日時2014年7月13日 17時~19時
開始5分前までにお越し下さい
場所さくら診療所デイケア室 (吉野川市山川町前川)
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2014.9.20 「旅人からみたザンビアー学生のアフリカ体験記」
報告者:金子 正憲さん (徳島大学医学部医学科)
    高礒 甫隆さん (徳島大学医学部医学科)
内容昨年度、TICOユースの自主活動で得られた収益金 をご寄付いただき、TICOの活動地であるザンビア共 和国モンボシ地区にあるモンボシ中学校に通う子どもたちの奨学金支援に充てさせていただきました。
今回、TICOユースのメンバーの金子さんが実際に ザンビアを訪れ、モンボシの子どもたちとの交流が実現しました。
そして、IFMSA(国際医学生連盟ー日本)のメンバー もこの夏にザンビアを訪れましたので、一緒に報告していただきます。
報告者履歴徳島大学医学部医学科6年生、大阪府堺市出身。
趣味:海外一人旅、サッカー
訪問国:ザンビア、南アフリカ、スワジランド、ナミビ
ア、ボツワナ、ジンバブエ、ケニア、タンザニア、エチオピア、エジプト、カタール、中国、カンボジア、ベトナム、ラオス、タイ、マレーシア、フィリピン、インド、ネパール
日時2014年9月20日 19時~21時
開始5分前までにお越し下さい
場所さくらcafe (吉野川市山川町前川)
2014.10.11 「国内での国際協力を考える」
報告者:藤野 紀子さん (四国NGOネットワーク副運営委員、事務局長・ジオ88主宰)
内容国際協力の現場として海外での活動にイメージを持つ人は多いと思います。
そして、国内にもその現場があることを認識している人も多くなってきました。
今回の地球人カレッジでは、今一度、国内での国際協力活動について振り返り、考えてみたいと思います。
また、四国で 国際協力活動を行っている団体を紹介します。
報告者履歴松山市で幼稚園に勤務し、その後、青年海外協力隊員(幼稚園教諭)としてモンゴルで2年間活動する。
帰国後、JICA国内事業部・広尾センターにて、市民参加協力タスク事務局、その後、JICA四国支部にてNGO、大学、自治体連携業務に携わる。
JICAを離れた後、四国環境パートナーシップオフィスに勤務。
現在、四国NGOネットワーク副運営委員、事務局長。ジオ88主宰。
日時2014年10月11日 19時~21時
開始5分前までにお越し下さい
場所さくらcafe (吉野川市山川町前川)
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